ブリュッセル市の中心部に位置する新しいフランス語共同体の市議会本部と政治の社交場となる新築のコンペティションで最優秀賞を得たプロジェクトです。(政治上の理由より、残念ながら実現されませんでした。)一方では、政治上の代表機能を備えた建物であり、他方では、現在あるオフィスの高い効率性と専門性を要する行政機能の建物です。
政治の特権施設 (会議室、レセプション会場、議長のオフィス) は、木の幹部分とその枝が多方向に延びるように構成されています。オープンオフィスは、合理的、移動可能な仕切りによって用途に合わせて自由に使用できます。またこのスペースは透明性を重視して設計しました。ガラスのファサードには、直角に設置されたガラスのサポートが並ぶ事で、外から入る光を和らげたり,反射させたりすることができます。そのためにガラスのファサードの内部空間は、天気によって透明性が変わります。この空間は、雲の中に包ま れているようでもあります。それゆえ、このブリュッセルの市議会本部は,軽やかに木のようにのびる議会空間と雲のように浮かんだオフィス空間によって構成されています。

コンペティション最優秀賞

発注者 : ACCF

敷地 : Brussels, Be

建築設計 : Shin Bogdan Hagiwara, Thierry Decuypere, Jorn Aram Bihain, Warin (V+), Cooparch

構造 : La Ransbierre

6 月 2001
カテゴリ: Architecture, office
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