ARCHITECTURE + SCENOGRAPHY
ブリュッセル中心部の小さな湖畔にある大きな広場『プラスフラジェ』の指名コンペにあたって、私たちは次の2 つの問いから出発しました。
- この地区の住民の多種性と多様性にふさわしい新たなフラジェ広場を構成することができるか?
- この広場の将来を懸念する団体やグループを配慮した参加型広場をいかに構想し、また、地域住民の静けさをいかに確保することができるか?
私達はこの広場の再計画にあたって、公共の広場が思いがけない日々の 発見を利用者にもたらすために、地域住民の実用と欲求にも対応しながら、また多種多様な機能(市場、イベント、コンサート、休憩場、スケートボード等)の分散と混在を促すことができるまちづくりを想定していく必要があると考えました。そのために、私達は次の条件をもとに新しいフラジェ広場を計画しました。
-多種性を選んだ広場作り:画一性(ベルギーで一般的な広場空間の利用の仕方)や対立(歩行者/自動車/自転車/公共交通機関、老人/若者、障害者/非障害者、公共 /民間、団体/個人など)の問題を多種性という観点におきかえて計画を捉え直します。
-ある特定の用途や時間のために広場の設計を限定しないように,将来の広場の使われ方がそれによって限定されないように考慮します。
-近年ありがちな都市にはならないようにする。例えば、治安第一の都市やショッピングモール等に代表される一次元的な広場の考え方に安易に同調しないように検討します。
そのうえで、設計段階において、私たちは様々なスペシャリストを含んだ集団的かつ民主的な計画を目指すことで広場の提案から町づくりまでを将来的な観点をふまえて考えていきました。(建築家のみに偏らない都市計画)
「それは科学でもユートピアで もなく、選択の問題だ、つまり、複雑で機能的な、外からよくわかる均質的都市の構想を維持するか、あるいは、学ぶ都市、つまり、混乱し、葛藤のある不確かな都市、長談義や交渉の詰まった、それゆえに比較的外からは見えない都市をあえて試みるかである。」(I.スタンガー)
招待コンペティションファイナリスト
発注者 : ブリュッセル市
敷地 : ブリュッセル市、ベルギー
設計 : Shin Bogdan Hagiwara, Thierry Decuypere, Jorn Aram Bihain (V+)
シンクタンク : Olivier Crabbé (近隣住民), Didier Debaise (哲学者- Max Planck Institut, Berlin), Didier Gille (社会学者), David Jamar (人類学者 - ULB), Anne Querrien (社会学+人類学者 in Departement of public works (France)), Fabrizio Terranova (芸術家、近隣住民), Graziella Vella (人類学者,近隣住民), Benedikte Zitouni (社会学者 - Cosmopolis, VUB)
コンサルタント : Atelier voor Ruimtelijk Advies, Bureau Bouwtechniek, BAS











