ブリュッセルのサンジョッス地区の亜鉛めっき工場は、7つのアパート、6つのアーティストのためのスタジオそしワークショップスペースに増改築されました。このコレクティヴハウジングは、移民が多いその地域の活性と再生を促すように丁寧に設計されました。

古い工場の大部分は解体され、敷地の角にある残された2つのれんが造りのボリュームは新しい木造部分の構造にいかされま した。その古い建物の周辺に、新築の木造集合住宅を設計するようにしました。(ブリュッセル市の改築の基準に基づく)新たな木造のボリュームは敷地を横断 し、現存する建物の周りをそのボリュームが這い上がったり登っていったりするように楽しい動線となるように設計しました。

建物のユニークな形状によって、アーティストである住民が共有できる中央の中庭と広々としたルーフバルコニーを設けまし た。 それらの共有部分の中庭やテラスは、複数のアパートメントの玄関へと続く外部パッサージュ(回廊)でつながれています。このコミュニティスペースで は、住人のアーティスト、彼らの訪問客によって、アーティスト作品の展示や、バーベキュー、近所の人々との語らいの場、木陰での瞑想や読書等様々に利用で きます。

道路沿いには、既存の壁に寄って梁が保たれているため、新築部分は細い柱によって構造をサポートすることができました。 また、各々のアパートメントは敷地と既存の建物の形状をいかし、それぞれが異なった面積や室内構成を設けることができました。(ステュディオ2室、 1LDKのアパート3軒、 2LDK1軒、3LDK1軒でアパートには独立した、または付属したアーティスト用アトリエを設置)例えば、アパートメントにはメザニンが設けられている ものもあれば同じフロアでアーティストスタジオにアクセスできるもの等、小さな村を都市に形成するかのように集合住宅(コレクティヴハウジング)は構成さ れています。

このプロジェクトでは環境に優しい音響材料を使用し、共用のボイラーとソーラーパワーパネルによる各住宅の暖房設備を整備し、雨水を純化した水を利用した洗濯水の共用システムを設置し、環境に優しいコレクティヴハウジングとしてブリュッセル市の援助を頂いております。

発注者 : プライベート

敷地 : ブリュッセル市、ベルギー

設計 : Shin Bogdan Hagiwara, Thierry Decuypere, Jorn Aram Bihain (V+)

構造 : Bureau d'études Weinand

安全対策 : GBAR

写真 : Pierre Coppens

4 月 2012
カテゴリ: Architecture, housing
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